TOSENHOUSING TOSENHOUSING

BLOG ブログ

地震で揺れない家を作るために!知っておくべきことについて解説します

2022.03.29 - 家づくりのこと

「家を建てたいが、耐震性を高めるにはどうすれば良いのか」
「揺れに強い家を確かめる審査はあるのか」
このような疑問を持つ方も多いでしょう。
そこで今回は、耐震性を高める構造と微動探査についてご紹介します。

□耐震性を高める構造について

*地震の揺れを軽くし、家に伝えない方法について

地震の揺れを家全体に伝えないようにするのが、免震です。
建物と地面の間に専用の装置を入れこみ、地面と家の間に空間を作ることで揺れを弱めます。
装置には、鉄骨や木材、鉄筋コンクリートなどが用いられます。
地盤が弱い場合、対応できないこともありますので、ご注意ください。

*揺れを軽減する方法について

免震より耐震性の効果は落ちますが、地震の揺れを軽減してくれるのが制震です。
免震と違い、建物内に装置を取り付けるので、地盤などに制約されないことがメリットです。
壁の中にいくつか装置を取り付け、それらが歪むことで建物の変形や損傷を抑えます。
壁の中なので、装置が見えないこともメリットです。

*地震の際、建物を空中に浮かせて揺れを断つ方法について

建物全体を浮かせて、揺れを伝えない方法が、断震です。
センサーが揺れを感知すると、エアタンクから建物と地面の間に空気が送られ、家全体が浮き上がります。
震度7の揺れを30分の1程度まで弱められ、その耐震性能はトップクラスです。
今のところ国土交通省からの認定は受けていません。

以上が、耐震性を高める構造についてでした。

□微動探査について

建物の揺れやすさを調べる際には、微動探査がおすすめです。
河川や海などの流れによる振動や、電車や車などの交通による振動など、人間が感知できない振動のことを微動と言います。
この微動を土地内に置いた専用の装置で測定することで、その土地の地盤の揺れやすさを判定できます。
表層地盤増幅率や、地盤周期、地盤構造などが測れます。

この調査は昔からあり、大型建造物などが建てられる際に活用されてきました。
近年費用が安くなってきているので、個人宅でも取り入れられています。

震度5が計測された地震が発生すると、揺れやすい地盤では、震度6から7になるというデータもあります。
耐震性を高めるというアイデアも大切ですが、まずは揺れづらい地盤であるかの確認が大切です。

□まとめ

今回は、耐震性を高める構造と微動探査についてご紹介しました。
当初の疑問を解決できたのではないでしょうか。
また、ご不明点等ございましたら、お気軽に当社へご連絡ください。

  • HOME
  • BLOG
  • 地震で揺れない家を作るために!知っておくべきことについて解説します