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耐震構造や制震構造に加えて免震構造の違いをご紹介!

2022.08.21 - 家づくりのこと

地震が多い日本において、家を建てる際に地震への備えをしておきたい方は多いと思います。
地震への構造上の備えとして、耐震、制震、免震の3つの構造があります。
この記事では、この3つの構造の特徴やそれぞれのメリットをご紹介します。
それぞれの家にあった地震対策をするための、参考にしてみてください。

□耐震・制震・免震構造とは

耐震、制震、免震構造はいずれも地震に備える構造になっていますが、それぞれ特徴が違います。
ここでは、3つの構造について簡潔にご紹介します。

*耐震構造

耐震構造は、建物自体の壁や柱などの構造部分を強くすることで、地震の揺れに耐えられるように設計された構造です。
耐震は、建築基準法によって一定の基準が設けられています。
地震に備える構造として、最もポピュラーな構造です。

*制震構造

制震構造は、建物の構造部分に組み入れた特殊な制御装置で地震の揺れを吸収する構造になっています。
地面に家の土台が接しているので、地面の揺れは伝わってしまいますが、建物内部に制震材として重りやダンパーを組み込んでいるため、揺れを熱エネルギーに変換できます。

*免震構造

免震構造は、建物と基礎の間に揺れを緩衝する装置を設置して、地震によって起こる揺れを建物に直接伝わらないようにする構造です。
免震装置の働きによって、地震が発生しても揺れを感じにくいです。
制震構造と免震構造は、法律などによって一定の基準が設けられていないため、より地震に強い家にしたい方へおすすめです。

□耐震・制震・免震構造それぞれのメリット

ここでは、3つの構造それぞれのメリットをご紹介します。

まず耐震構造のメリットとして、激しい揺れにも耐えることができ、3つの構造の中で最もコストがかからないことが挙げられます。
また、現在の建築基準法に則って家を建てると、追加費用がかかりません。

次に、制震構造の魅力をご紹介します。
制震構造は、繰り返し襲う揺れにも強いことが最大のメリットと言えます。
また、免震構造よりコストを抑えることができ、工事期間も短くて済みます。
大掛かりな工事が必要ないため、リフォーム工事で地震対策をしたい方におすすめです。

最後に、免震構造のメリットは、激しい揺れでもほとんど揺れを感じないため、建物内部の損傷が2つの構造と比べて小さいことです。
そのため、家具の転倒などによる二次被害も防げます。
免震構造は、大切な家財道具を守りたい方におすすめの構造であると言えます。

□まとめ

この記事では、地震対策における建物の構造の特徴や、それぞれの構造のメリットをご紹介しました。
どの構造も地震対策がされているため、どれにしようか迷う方も多いでしょう。
そのような際は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。

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