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耐力壁とはどのような壁?種類や特性もあわせて解説します!

2022.09.09 - 家づくりのこと

耐力壁と聞いてピンとくる方は少ないでしょう。
そこで今回は、耐力壁について説明していきます。

□耐力壁とは何か

耐力壁とは、地震の揺れや台風などの横からの力に建物が耐えるために、構造力学上、重要な役割を持つ壁のことです。
この耐力壁がない建物は横からの力に弱く、台風や地震などの災害時に変形、倒壊してしまう可能性が高いです。

縦の力に対しては、柱も家を支える役割を持っています。
一方、横からの力に対して柱の耐力性は低いです。
そのため、どんな建物でも地震や台風で変形、倒壊しないように耐力壁の設置が必要です。

鉄筋コンクリート造りでも耐力壁は必要です。
例え柱が鉄でできていても、柱が横からの力に弱いのは変わりません。
鉄筋コンクリート造りの場合、耐震壁と呼ばれることもあります。

□耐力壁の種類と特徴について

ここからは2種類の建物について耐力壁の特徴を説明します。

鉄筋コンクリート造りの建物は、耐力壁も、横からの力から家を守る役割のない非耐力壁もコンクリートでつくられます。
どちらも見た目はよく似ており、同じ大きさであれば見ただけで判断するのは難しいです。
この2つの違いは含まれている鉄筋の量と厚さにあります。

耐力壁の方が含まれている鉄筋の量が多く、分厚いです。

耐力壁は部屋を区切る大きな壁に適しており、非耐力壁は窓やドアの周りの面積が大きくない壁に適しています。
この配置となるのは、壁の面積が小さくなればなるほど耐力性が低下することが理由です。

木造住宅は、太い柱を採用しています。
しかし、柱のみでは水平方向からの力に耐えられません。
そのため、太い柱があっても耐力壁が必要です。
木造住宅の耐力壁は筋交いか耐力面材でつくられた壁を採用します。

筋交いとは、柱、梁、土台で構成された四角形の枠内に斜めに配置する補強材のことです。
この筋交いがあることにより、横からの力に対する強度が上がり、地震や台風などの災害時に建物が変形したり倒壊したりするのを防ぎます。

耐力面材を採用した場合、断熱材を簡単に付けられます。
断熱材を付けることで、家の断熱性が上がり、エアコンの効きが良くなり、室内を快適な空間にできます。

エアコンの効きが良くなるということは電気代の節約につながります。
また、防虫効果があったり、遮音効果があったりする断熱材もあります。
簡単に断熱材を付けられることは耐力面材を採用するメリットといえるでしょう。

□まとめ

今回は耐力壁について説明しました。
マイホームの購入を検討中の方は、ぜひ当社にご相談ください。

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