車椅子で暮らせる家はどんな家?平屋での間取りをご紹介!
2023.03.17 - 家づくりのこと
バリアフリー対応の住宅は近年注目を集めており、検討されている方もいるのではないでしょうか。
平屋は段差が少ないため、バリアフリー対応住宅としておすすめです。
本記事では、バリアフリー対応の中でも車椅子で暮らせる住宅についてご紹介します。
□暮らしやすいバリアフリー住宅の特徴とは?
そもそもバリアフリー対応の住宅にはどのような特徴があるのでしょうか。
誰もが暮らしやすいバリアフリー住宅にするには次の3つのポイントを意識しましょう。
・段差を解消する
躓きやすく、車椅子も通りにくい段差はバリアフリーの最大のポイントです。
大きい段差は車椅子で通れないことは明確ですが、「小さな段差も解消しておいた方が良いのか?」とお考えの方もいらっしゃるでしょう。
結論から申し上げると、小さな段差は視認しづらく、危険です。
そのため、大きな段差と同様に失くすことをおすすめします。
段差の解消法は、床を上げたり、段差解消用の部材を設置したりすることなどが挙げられます。
どうしても段差をなくせない場合は、段差のある個所の色を変えて、段差をわかりやすくして挙げるなどの工夫をしましょう。
・転倒を予防する
転倒を防止するのに、手すりを設置することは有効な手段です。
設置する必要があるのは、立ち上がり・歩行の補助が必要な場所、転倒や転落の恐れがある場所などです。
具体的には、玄関やトイレ、浴室、廊下などがおすすめです。
・温度差をなくす
「ヒートショック」についてご存じでしょうか。
ヒートショックとは、急激な温度変化で身体がダメージを受けることで、冬場の廊下や浴室で起こるケースが多いです。
この現象を失くすためには、部屋の温度差を少なくすることがポイントです。
そのために、住宅の気密性・断熱性を高くしましょう。
□車椅子で暮らせる家の間取りとは?
車椅子の方も快適に過ごせる間取りをご紹介します。
車椅子の生活に合わせた間取りは玄関で求められることが多いため、玄関の間取りのポイントをご紹介します。
・車椅子、歩行器の収納スペース・スロープ
車椅子の予備や外出用・室内用で車椅子を分けている場合などは、保管場所があると便利です。
また、玄関土間とホールの段差と玄関ドアの外にスロープを設置すると1人でも出入りが可能となります。
間取りが狭い場合は、電動の段差昇降機をつける方法もあります。
・靴の脱ぎ履きがしやすい玄関収納
車椅子に乗ったままでも出し入れしやすい位置に靴箱や玄関収納を設置すると靴の脱ぎ履きがしやすくなります。
また、収納の下部が空いているフロートタイプにすると、下に車椅子を収納できます。
・滑りにくい床材
土間やアプローチが濡れていると、滑りやすくなり転倒する恐れがあります。
タイルカーペットなどの滑りづらい素材を使って転倒を防ぎましょう。
□まとめ
本記事では、バリアフリー住宅と特に車いす対応の玄関の間取りについてご紹介しました。
バリアフリー対応は新築だけでなく、リフォームでも十分対応できるため、必要な箇所に適宜施しましょう。
注文住宅でお困りのことがありましたらお気軽に当社までご相談してください。