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住まいの階段に求められるものとは?階段をおしゃれにする色使いをご紹介!
2023.05.03 - 家づくりのこと
皆さんは階段の役割といえば何を思い浮かべるでしょうか。
「上下階の上り降りに使うだけじゃないの」と考える方は多いと思いますが、実はそれだけではありません。
そこで、今回は住まいにおける階段について解説します。
□住まいの階段に必要とされるものとは?
住まいの階段には機能性とインテリア性の2つが求められます。
・機能性
昇り降りのしやすさやケガをしないようにするといった安全性の機能が求められます。
また、設置場所によっては吹き抜けと同じような機能ができます。
上下階がつながっているため、光の通り道になったり、音が伝わりやすいためフロア間のコミュニケーションも可能です。
・インテリア性
階段はインテリア性も重要です。
最近はリビングに階段を設ける場合が多く、暮らしの中で階段を目にする機会が多くなっています。
そのため、階段をインテリアの1つとして捉え、デザイン性を求められるようになっています。
例えば、螺旋階段やささら階段などのスケルトン階段は、デザイン性の高いインテリア感がありおすすめです。
□階段をおしゃれにする色使いとは?
階段は「踏板」「側板」「蹴込み板」の色使いを変えることにより印象を変えることができます。
踏板はその名の通り「踏む板」です。
側板は階段の側面に通った板で、蹴込み板は、踏板と踏板をつなぐ板です。
色使いのパターンとしては次のようなものがあります。
1.踏板と蹴込み板を違う色にする
一般的な階段の色使いは踏板をフローリングと同色にして、蹴込み板を白にするパターンです。
踏板がフローリングと同じ色であるため、違和感なく廊下から階段に続けます。
踏板と蹴込み板の色が対照的な色であるほど踏板が際立つため、階段の踏み外し防止にも繋がります。
この組み合わせは定番であるため、失敗したくない方におすすめです。
色の組み合わせとしては次のものがあります。
・踏板:茶色 側板:白 蹴込み板:白
・踏板:薄茶色 側板:白 蹴込み板:白
柔らかい茶色を使うことにより空間をワントーン明るく見せられます。
2.踏板と蹴込み板を同じ色にする
色を全て統一すると広がりのある空間を演出できます。
木目の踏板を用いると全体のトーンを揃えつつ、単調にならない飽きの来ない階段に仕上がります。
色は組み合わせとしては次のものがあります。
・踏板:白 側板:白 蹴込み板:白
・踏板:ダークブラウン 側板:ダークブラウン 蹴込み板:ダークブラウン
壁が明るめな色であるため、全体の印象としても暗くなりすぎず重厚感のあるイメージを与えられます。
□まとめ
本記事では、住まいの階段に必要とされる役割と階段をおしゃれにする色使いについて解説しました。
階段は、本来の役割である上り下りという機能性の他にインテリアとしてのデザイン性も求められています。
住まいづくりで階段を検討する際には機能性だけでなくインテリア性についても考えてみてはいかがでしょうか。