日当たりの良い家の向きとは?向き以外の対策も解説!
2023.05.09 - 家づくりのこと
家づくりをするうえで、日当たりはとても重要です。
一般的に日当たりは南向きが良いとされていますが、すべての人にとって南向きが良いかといえばそうではありません。
そこで、今回は、それぞれの方角における日当たりの特徴について解説します。
□日当たりの良い家はどの方角に向いている?
家の日当たりの方角は南向きが良いという印象を持っている方が多くいらっしゃいますが、必ずしも南向きが良いわけではありません。
ここでは、方角ごとの特徴についてご紹介します。
・南向き
南向きの家は朝、昼、夕と1日を通して日当たりが良いため、4つの方角の中では1番明るいです。
日が当たる時間が長いため、洗濯物も乾きやすいです。
また、夕方まで明るいため照明をつける必要がなく、日光で部屋が暖めるため、暖房代も抑えられます。
ただし、日差しが当たるフローリングや家具は日焼けしやすいというデメリットがあります。
・東向き
東向きでは、朝方から午前中にかけて日当たりが良いです。
朝日で気持ちよく目覚め良いスタートを切れます。
一方で、正午を過ぎるころには部屋が薄暗くなるため、午後には照明が必要となる場合が多いです。
・西向き
西向きでは、西日が良く入ります。
夕方からの日当たりが強いため、夕方以降も部屋が暖かいのがメリットです。
・北向き
北向きでは、1番日当たりが方角的に悪いため、一日を通して直接の日差しが入りにくいです。
日差しが入らない分、室温が上がりにくく涼しく過ごせるという場合があります。
□向き以外にもできる対策は?
立地などの関係でどうしても方角で日当たりを調整することができないという方もいると思います。
よって、ここでは、向き以外で日当たりを調整する対策について解説します。
・間取りや窓の位置を工夫する
吹き抜けなどを設置して天井を高くして天窓をつけたり、2階をリビングにし、さらにそれを南側に設置することにより採光性を良くしたりするなど、間取りや窓の位置を工夫すると日当たりを調節できます。
・インテリアで工夫する
暗くなりやすい部屋でも、インテリアを活用することにより部屋全体を明るく見せられます。
代表的な方法として、例えば、内装をパステルカラーやホワイトのような明るい色を用いる方法があります。
□まとめ
当記事では、方角による日当たりの違いと方角以外で明るさを調節する方法について解説しました。
方角は必ず南向きが良いというわけではなく、個人によってどの方角が良いかは違います。
方角以外にも、明るさを調節する方法はあるため、うまく方角とそれらを組み合わせましょう。