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シロアリに弱い木材と強い木材の違いとは?シロアリ対策についても解説!

2023.06.25 - 家づくりのこと

木材を使った住宅は木材が持つ暖かみや香り、おしゃれな雰囲気があるため、憧れている方も多いのではないでしょうか。
しかし、木材ならではの問題としてシロアリ被害があり、これが原因で木造住宅をあきらめている方もいるのではないかと思います。
そこで、今回はシロアリに強い木材の特徴とシロアリ対策について解説します。

□シロアリに弱い木材と強い木材

*シロアリに弱い木

シロアリに弱い木の共通点は「柔らかい木」です。
柔らかい木は食べやすいため、シロアリに好まれてしまいます。
シロアリに弱い木は、

・クロマツ、アカマツなどのマツ材
・モミ材
・ホワイトウッド
・スプルース材

などがあります。
もし建物の構造材にこれらの木材が使われている場合は要注意です。

*シロアリに強い木

シロアリに弱い木が柔らかい木である一方で、「硬さ」はシロアリに対して強い木だと言えます

また、硬さ以外に重要な要素として「香り」があります。
「テルペン類」と呼ばれる揮発性の精油成分の1種がシロアリの嫌う香りの成分となります。
テルペン類のような精油成分は「フィチンドット」とも呼ばれ、1つの樹種に数十種類含まれており、これらの組み合わせにより樹の香りが決まります。
テルペン類は「防腐・防蟻効果」があることが知られており、テルペン類を多く含む樹種は建築材料として重宝されています。

具体的には以下のようなものがあります。

・ヒノキ
・スギ
・ヒバ
・ローズウッド

□シロアリに強い木材でも対策が必要!

先ほどシロアリに強い木材について解説しましたが、たとえシロアリに強い木材でも、食べられないわけではないため、シロアリに強い木材でもシロアリ対策は必要です。
自分でもできる予防策を3つ解説します。

1. 湿気・風通りを良くする

シロアリは軒下のような、じめじめとして空気の循環が悪く、湿気の多い場所を好みます。
逆に日差しや風通しのあるところを嫌う傾向があるため、家の死角や軒下など、湿気がこもりそうな場所は風通しを良くしましょう。

2. いらない木材は廃棄する

家の周辺に不要な木材を放置している場合、そこからシロアリが入り家に侵入される恐れがあります。
角材はもちろん、切株や段ボールなどもシロアリ侵入の原因になるため、撤去しましょう。

3. 壁などのひびや穴を補修する

シロアリは、壁や床のひび割れからも侵入するため、なるべく早く補修しましょう。

□まとめ

本記事では、シロアリに弱い木、強い木の特徴とシロアリ対策について解説しました。
シロアリに強い木を選び、自分で行えるシロアリ対策をすることにより、シロアリによる被害を予防できます。
シロアリ被害が心配で、木造住宅をためらっている方は本記事を参考にして頂ければ幸いです。

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