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c値とは何?c値の値が良いことによるメリットを解説!

2023.07.25 - 家づくりのこと

注文住宅を検討する時にc値という値を目にしたことがありますでしょうか。
あまりなじみのない言葉ですが、実はこの値は住宅で快適に過ごせるのかどうかを決める大事な指標の一種です。
そこで、今回はc値について解説します。

□c値とは?

*c値とは?

c値は住宅の気密性能を表します。
その家の大きさ(面積)に対して、どの程度の面積の隙間があるのかを表した値です。
よって、小さい数値の方が、気密性能が良いということになります。
c値の単位は「平方センチメートル/平方メートル」となっているため、表記上の単位はありません。

*c値の測定方法

実際に建てられる建物においてc値は基本的には計算では求められません。
よって建てられた建物に対して気密測定という測定を行うことが一般的です。
測定するときは気密測定器という専用の機械を用います。

□c値が小さいメリットとは?

c値は先ほど解説したように値が小さいほど気密性能が良くなります。
気密性能が良いと以下の4つのメリットがあります。

1. 室内の冷えが改善する

隙間が多い住宅だと、外からの風が侵入し、寒くなってしまいます。
しかし、気密性能が良い住宅であれば、風が侵入してこないため、室内の寒さが軽減されます。

2. 冷暖房効率がアップする

気密性能が高いと隙間が少ないため、冷暖房効率がアップします。
隙間があると外気が入り込んでくるため、夏にいくら冷房をかけても温度は下がらず、冬にいくら暖房をかけても上がってしまいます。
冷暖房効率が上がると、家計の負担が減り、省エネにつながります。

3. 換気効率がアップする

気密性が高まると室内が密閉された空間のなり換気がしにくいのでは、というイメージがある方もいるのではないでしょうか。
しかし、実際はその逆で、気密性能が高い住宅は換気性能がアップします。
気密性能が低いと隙間が多いため、余計な空気が外から侵入し、換気システムがうまく作用しません。

4. 結露やカビの発生を防げる

気密性の低い住宅は、壁や屋根などのあらゆるところから冷気や暖気が入ってきます。
屋外と室内の温度差が生じると、結露が発生します。
結露が生じると窓やガラスに水滴が垂れ、垂れた部分が湿気を帯びてダニやカビの発生の原因になります。
気密性能が高いと外気の侵入が防げるため、カビ・ダニの発生を防げるのです。

□まとめ

本記事では、c値の概要とc値の値が良いことによるメリットについて解説しました。
気密性があると息苦しくなるのではと心配される方もいますが、全くそんなことはなく、メリットの方が大きいので、注文住宅を検討されている方は、気密性にも配慮することをおすすめします。

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