建ぺい率と容積率って何?違いと計算方法について解説!
2023.08.17 - 家づくりのこと
注文住宅を検討する際に、建ぺい率や容積率という言葉を聞いたことはありませんか。
これらは、注文住宅を検討する上でとても重要な指標となるのできちんと理解する必要があります。
そこで、今回は建ぺい率・容積率について解説します。
□建ぺい率・容積率とは?
建ぺい率と容積率について詳しく解説します。
*建ぺい率
建ぺい率とは、敷地面積に対する建築面積の割合を指します。
つまり、「その土地に対してどのくらいの規模の建物が建築できるのか」を定めたものです。災害の防止や日照の確保のために、用途地域に応じて制限が定められています。
建ぺい率を超える物件を建てると違反建築物となってしまいます。
建ぺい率は以下の式で計算できます。
建ぺい率(%)=建築面積÷敷地面積×100
建築面積とは、真上から土地の建物を見た時の面積です。
2階建て以上の住宅の場合は、一番面積が広い階の面積を用いて計算します。
*容積率
建ぺい率とセットで使われる言葉として容積率があります。
容積率とは、その土地に建築できる建物の延べ床面積を表しています。
都市計画により、延床面積は用途地域ごとに50〜1300%の範囲で制限されています。
容積率は以下の式で計算できます。
容積率(%)=延床面積÷敷地面積×100
容積率で注意していただきたいのは、用途地域ごとに定められた割合の他に、その土地に面している全面道路の幅によって左右される「前面道路制限」があることも知っておきましょう。
前面道路の幅が12m未満の場合、道路の幅に係数0.4をかけた容積率、または指定された容積率の小さい方が適用されます。
□建ぺい率・容積率を守らないとどうなる?
建ぺい率や容積率を守らないと以下の2つのデメリットが生じる可能性があります。
1.住宅ローンを利用できない
住宅ローンを申し込む時に、申込者だけでなく対象となる住宅の審査も行われます。
この時に住宅の建ぺい率や容積率が条件を満たしていないと違法建築物と判断され、審査に通らない危険性があります。
2.住宅を売却できない
住宅の売却を不動産会社に依頼すると、不動産会社は売却対象となる住宅を調べます。
この時に住宅が建ぺい率や容積率の条件を満たしていないと、市場価値がないと判断し、仲介をしてくれない可能性があります。
□まとめ
本記事では、建ぺい率と容積率について解説しました。
建ぺい率と容積率の条件を満たさないと、上記で述べたような様々なデメリットが生じるので、専門家とよく相談して上限を超さないようにしましょう。
当社では、お客様のご要望に寄り添った家づくりをしております
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