階段下の活用方法と折り返し階段下収納について解説!
2023.09.25 - 家づくりのこと
階段下はデッドスペースになりがちで、折角の空間を持て余している方も多いのではないでしょうか。
実は階段の配置や形によって様々な活用方法があるのです。
そこで今回は、階段下のデッドスペースの活用方法について解説します。
□階段下の活用方法とは?
階段下といえば、収納スペースとしての利用を考える方も多いかもしれませんが、さらに魅力的な活用方法があることをご存知でしょうか。
*玄関に階段を設置した場合
玄関に階段を設置した場合、蹴込み板と呼ばれる階段の垂直部分がないストリップ階段にすると、開放的かつ広々とした玄関を演出できます。
また、階段下にあえて収納スペースを作らずオープンにすることで、玄関に奥行きを出し、廊下も幅広く感じさせられます。
趣味のディスプレイコーナーとしても利用できるだけでなく、花や絵を飾れば一気に上品な印象を与えられるため、おすすめです。
*リビングに階段を設置した場合
リビング階段は、複雑な形状の階段も多いため、さらに活用方法が広がります。
階段の低い部分は収納スペースとして活用し、高い部分にはソファや机などを配置して書斎として利用する方法や、アップライトのピアノを置くこともできます。
キッチンとリビングの間に階段を設置すると、食品庫やワインセラー、家事室としても階段下を活用できます。
□折り返し階段下の収納について!
折り返し階段とは、半分ほど上がり、踊り場で向きを変えて登りきる階段の形を言います。
途中にある踊り場を広げて中二階スペースとして活用することもできます。
折り返し階段では、それぞれの向きの階段が面している部屋に必要な奥行きの収納を確保できます。
玄関土間に面している側の階段下は、アウトドア用品など大きなものを収納するために、奥行きの深い収納にできます。
また、リビングに面している側の階段下は、奥行きがさほど必要ない掃除機やコートの収納に使えます。
さらに、トイレ側の階段下の場合は、収納するものが小さいものばかりであるため、奥行きは浅く、あるいは収納スペースとして利用しない方がすっきりとした印象を与えられるかもしれません。
□まとめ
今回は、階段下の活用方法と、折り返し階段下の収納について解説しました。
階段下は収納スペースにするだけでなく、あえてオープンにすることで、狭い玄関が開放感のあるスペースになります。
また、見せる収納として活用するとワンランク上のおしゃれな空間を演出できるためおすすめです。
折り返し階段の場合は、それぞれの階段に面した部屋の収納スペースとして活用できます。
収納するものに応じて収納の広さを変えるために、階段の形や長さを変更すると良いでしょう。
階段を設置する場所は家の間取りを考える上でとても重要で、それぞれの場所や形に応じて活用方法も変わるため、自分のニーズに合わせて決めるのがおすすめです。