全館空調の特徴と上手な使い方について解説します!
2023.10.13 - 家づくりのこと
全館空調にすると日々の生活が快適になるので、検討されている方も多いのではないでしょうか。
そこで、今回は、全館空調のメリットとデメリットや効果的な使い方や電気代の節約方法を詳しく解説します。
全館空調を上手に活用して、快適な室温を保ちながら電気代を節約する方法を知りたい方は、ぜひ参考にしてください。
□全館空調のメリット・デメリット
1.家中の温度を均一にできる
全館空調の最大のメリットは、家中の温度を均一に保つことができる点です。これにより、夏の暑さや冬の寒さを感じることなく、常に快適な室温を楽しめます。
特に、2階や3階が暑くなりがちな家でも、全館空調を導入することで、各階の温度差を感じることなく過ごせます。
2.冷暖房器具を少なくできる
部屋ごとにエアコンやヒーターを設置する必要がなく、インテリアの美観を損なうことなく、室外機も少なくて済みます。
これにより、部屋のスペースを有効活用することができ、また、電気代も節約できる可能性があります。
3.空気の清潔さの維持できる
全館空調は高性能なフィルターを持つものが多く、花粉やウィルスを99.9%不活性化する装置も設置可能です。
これにより、アレルギーを持つ方や小さなお子様がいる家庭でも、安心して室内で過ごせます。
4.家事の軽減
洗濯物を室内で干しても、匂いが気にならず、夜に干した洗濯物も朝には乾いています。
これにより、雨の日でも洗濯物の乾燥を気にすることなく、家事を効率的にこなせます。
*注意点
1.ニオイが拡散する
全館空調のシステムによっては、ニオイが部屋中に拡散することがあります。
特に、料理の匂いやペットの匂いなどが気になる場合は、適切な換気を心がけることが大切です。
2.部屋ごとの温度調整が難しい
全館空調では部屋ごとの温度差をつけることが難しい場合があります。
家族それぞれの好みの温度が異なる場合、一部の部屋には追加の冷暖房器具を設置することを検討すると良いでしょう。
3.電気代がかかる可能性がある
設備選択を間違えると、電気代が大幅に増加する可能性があります。
特に、初めて全館空調を導入する方は、導入前にしっかりと情報収集を行い、適切な設備を選択することが大切です。
□全館空調の上手な使い方
1.設定温度は低めに
全館空調は、低めの設定温度でも快適に感じられます。
これは、全館空調が24時間連続で運転することで、室内の壁や床の輻射熱が体感温度に影響を与えるためです。
2.短時間の留守時は切らない
運転起動時に最も電力を消費するため、短時間の留守時は運転を続けることが効率的です。これにより、帰宅時にすぐに快適な室温を得られます。
3.気候の良い時期は運転停止
春や秋など、冷暖房の必要がない時期は運転を停止しても問題ありません。この時期は窓を開けて自然の風を楽しむこともおすすめです。
□まとめ
全館空調は、家中の温度を均一に保つことができる大きなメリットがありますが、注意点も存在します。
しかし、適切な知識と上手な使い方を知ることで、これらのデメリットを最小限に抑えることができます。
今回の記事を参考に、全館空調を上手に活用し、快適な生活を送りましょう。