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全館空調やエアコンはつけっぱなしでもいいの?空調の使い方について解説します!

2023.10.17 - スタッフブログ

全館空調はとても便利な設備ですが、よく電気代がかかりやすいので節電が大事であるという話を耳にする方も多いのではないでしょうか。
その中でも、節電するにはこまめに消すよりも実はつけっぱなしの方が良いのかという事はよく話題に上がります。
そこで、今回は空調の電源のオン・オフによる消費電力の違いについて解説します。

□全館空調やエアコンはつけっぱなしでも良いの?

冬の日中は気温が上がり、暖房があまり必要ないことが多いです。
特に日当たりの良い家や日射熱取得型のガラスを採用している住宅では、日中は暖房を切っても問題ないことが多いです。

しかし、仮に暖房を使用する場合、寒くなる前に暖房をオンにすることで、住宅内の温度差を小さくし、体感温度を快適に保てます。

冷房を使った場合だと、電力を最も必要とする時間帯は、昼過ぎから夜にかけてです。
日射熱は西日が入る16時頃にピークを迎え、内部発熱は夕食の時間帯に最大になり、消費電力もこれらの時間帯が最もかかります。
仮に16時頃に家に帰ってからエアコンをつけようとすると、設定温度を低くし、強風モードにしないと快適に感じません。
このような設定にすると、消費電力がかかるため、つけっぱなしの方が節電になります。

□消した方が良いのはどういう時?

*外気温30℃以下では「こまめに消す」がお得

夏の冷房期には、外気温が30℃以下の場合、エアコンを「こまめに消す」運転の方が電気代の節約につながります。
特に、高気密高断熱の住宅では、エアコンをつけっぱなしにしても大きな電力を消費しないため、この方法が効果的です。

ただし、ZEH基準以上の高気密高断熱の住宅は、エアコンをつけっぱなしにしても電力の消費が少ないですが、12時間以上の外出時にはエアコンを消すことが推奨されています。

*猛暑日は「つけっぱなし」がおすすめ

一方、外気温が35℃以上の猛暑日には、室温が上昇しやすいため、「つけっぱなし」運転がお得になります。
この時期は、エアコンの冷房負荷が高いため、連続運転で室温を一定に保つことが重要です。

□まとめ

本記事では、つけっぱなしまたはこまめに消すかの違いによる消費電力の違いについて解説しました。
どちらが良いかについては、最終的には部屋の温度と外部の温度の関係によって決まります。
自分の家の消費電力量を見て、どの時間に最も電力を使っているかを観察し、適切な空調の使い方を模索していきましょう。

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