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全館空調にするメリットと電気代を節約する方法を解説!

2023.10.25 - 家づくりのこと

新しい家を建てることを考えている一般の方や、家のリノベーションを検討している方へ。
特に、家の快適性や電気代の節約に関心がある方に、全館空調の導入に関する情報を提供します。
全館空調の実際の電気代や住み心地、そして節電のためのポイントや注意点を知ることで、家づくりやリノベーションの際の参考情報として役立てられます。

□全館空調のメリットとは?

1.家全体が一年中快適な温度に保たれる
家のどこにいても快適な室温が保たれる点が最大のメリットです。
季節を問わず家中が一定の温度に調節できるため、家のどこにいても寒さや暑さを我慢することなく、快適に生活ができます。

2.清浄な空気環境を確保できる
清浄な空気環境を確保するための全館空調機は、バクテリアやウイルス、悪臭などの有機物を対策できます。

3.間取りの自由度が上がる
全館空調なら、間仕切りがなくても冷暖房効率は変わらないため、自由に好きな間取りを決められます。
大きな吹き抜けや開放感のある大空間LDKも可能です。

□全館空調の電気代を節約する方法!

全館空調の電気代を節約するための家づくりのポイントを紹介します。

1.ダクトに余分な抵抗をかけないようにする
全館空調はダクト式を採用することが一般的です。

しかし、ダクトが重なって潰れたり、とぐろをまいたり、または不適切な角度で折れ曲がって配管されると、送風の効率が悪くなります。
このような状態では、送風量が十分でなく、空調が効きづらくなります。
結果として、強運転を続けることで電気代が増加するリスクがあります。
特に、24時間換気にダクト式を採用する場合、ダクトの本数が増えるため、配管経路やダクティングの計画は事前にしっかりと確認しておく必要があります。

2.C値1.0を下回る気密性能を確保する
家の気密性能が不十分だと、どれだけ室温を一定に保とうとも、外部からの空気の侵入や室内の空気の逃げるスピードが速くなります。
このため、空調が効率的に機能しなくなり、結果的に電気代が増加する可能性があります。
効率的な空調を実現するためには、C値が1.0㎠/㎡を下まわる気密性能が求められます。
理想的には、C値が0.5㎠/㎡に近づくことが望ましいです。
高い気密性能を持つ家では、少ないエアコンの台数でも効果的な空調が可能となります。

3.G2を理想に断熱性能を高める
全館空調を効果的に使用するためには、気密性能だけでなく、断熱性能も非常に重要です。
断熱性能が不十分な家では、冷暖房をしても室温を維持するのが難しくなります。
HEAT20が提唱するG2や、新設された断熱等級6が理想的な断熱性能とされています。
断熱性能を高めるためには、材料の選択だけでなく、施工の丁寧さや技術も重要です。
契約前に、構造見学会などを利用して、施工の品質を確認することをおすすめします。

□まとめ

全館空調は、家全体の快適性や電気代の節約に大きなメリットがあります。
しかし、その効果を最大限に引き出すためには、適切なポイントを押さえることが重要です。
また、全館空調の電気代については、太陽光パネルを使うことにより電力を買わずに済みます。
今回紹介したポイントを踏まえて、理想的な全館空調の家を目指しましょう。

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