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全館空調の後付けは可能なの?全館空調の特徴についてもご紹介!

2023.11.13 - 家づくりのこと

新築で空調を全館空調にするか普通のエアコンにするか迷っている方はいらっしゃるでしょうか。
空調の種類によって生活の快適さは大きく変わってくるため、自分にあった空調を選ぶことは非常に大切です。

そこで本記事では、全館空調がもたらす効果と後付け可能であるか解説します。

□全館空調がもたらす効果とは?

*基本的な仕組み

全館空調は、ダクトを通じて各部屋に冷暖気を送る設備です。
エアコンとは異なり、一つの装置で家全体の温度を一定に保てます。
ダクトが全部屋に配置されていることによって、リビングから洗面所、トイレまで、季節を問わず快適な温度が維持されるのです。

*全館空調がもたらす効果とは?

子どもやペットがいる家庭にとっても、全館空調は有益です。
部屋ごとに温度を調整できるため、寝つきが悪くなったり、体調を崩したりする温度差が解消されます。
また、高性能なフィルターがついているタイプもあり、アレルギー持ちや敏感肌の家族にも安心です。

以下に全館空調の具体的なメリットを解説します。

1.ヒートショック対策

お風呂場や脱衣所のように、温度差が激しくなりやすい場所でも一定の温度を保てます。
そのため、部屋ごとの温度差が原因であるヒートショックからくる健康リスクを軽減できるのです。

2.空気の清浄化

全館空調には高性能なフィルターがついている場合が多く、空気中のホコリやカビ、ダニを除去します。
そのため、アレルギー持ちや敏感肌の家族にも安心の生活空間が提供されます。

□全館空調の後付けは可能?

全館空調の後付けは可能ですが、以下のようにいくつか留意しておくべき点があります。

1.断熱性・気密性の確認

全館空調の効果を最大限に発揮するためには、家の断熱性と気密性が重要です。
後付けの際には、これらの性能をしっかりと確認する必要があります。

2.居住スペースへの影響

全館空調の本体やダクトの設置により、居住スペースが狭くなる可能性があります。
そのため、設置前にはしっかりとスペースの確保を行う必要があります。

3.コストの確認

全館空調の初期費用は一般的に100万円~300万円とされています。
後付けで断熱性・気密性を高める工事が必要な場合は、初期費用に加えて追加の工事費用がかかります。

4.工事期間

全館空調の工事期間は数日から1週間程度です。
この期間中は家を空ける必要はありませんが、工事による生活への影響を考慮する必要があります。

□まとめ

本記事では、全館空調のもたらす効果と後付けが可能であるかどうかについて解説しました。
全館空調の後付けは可能ではありますが、家が全館空調に適していない可能性があるほか、
工事期間がかかってしまうかもしれません。
しかし、全館空調のメリットは長期的に見てとても大きいため、注意点と比較して検討してくださいね。

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