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全館空調にカビが発生する原因と対策について解説します!

2023.11.29 - スタッフブログ

全館空調は、どの部屋であっても温度を均一に保ち、快適な生活を送れる空調として注目されています。
しかし、全館空調の検討をされている方の中には、全館空調はカビが発生しやすいという話を聞いた方がいるのではないでしょうか。
もしそれが本当だとしたら、衛生的に考えると大変ですよね。

そこで本記事では、全館空調におけるカビの発生原因と対策について解説します。

◻︎全館空調でカビが発生する原因について解説!

全館空調ではカビが発生すると言われていますが、実は、全館空調の機能自体にカビが発生する要素はありません。
それでは、なぜ全館空調にするとカビが発生すると言われているのでしょうか。

*カビが発生する原因

住宅にカビが発生する原因として温度、湿度、そしてホコリや汚れがあります。
まず、温度についてですが、人が快適に感じる温度は、カビにとっても居心地が良い温度であり、そのため住宅全体がカビの発生に適した環境となり得ます。
次に、湿度に関しては、特に水回りや風通しの悪い場所で湿度が高くなり、カビが発生しやすくなるのです。
また、ホコリや汚れはカビの栄養源となり、これらが溜まる場所ではカビがより繁殖しやすくなります。

この3つの原因のほかに防ぎようがないのが結露です。
結露は冷気と暖気が接触することで発生します。
特に断熱性能が低い住宅では、外気温が室内の壁まで届きます。
室内は暖房が効いているため、ここに温度差が発生して結露が住宅の壁にできてしまうのです。

*全館空調にカビができやすいと言われている原因

全館空調にカビが発生しやすいと言われている原因はダクトの部分にあります。
全館空調のダクトは、住宅全体に空調を行き渡らせるための配管です。
このダクト内で結露が発生すると、カビが発生するリスクが高まります。

□カビの発生を防ぐ方法とは?

カビの発生を防ぐ方法は以下のような方法があります。

1.定期的なダクトの清掃

全館空調のダクトは約10年に一回の定期メンテナンスが理想です。
ビルでも行われるこの作業は、戸建て住宅においても必須です。

2.定期的なユニットメンテナンス

結露が発生しやすい結露はもちろん、全館空調や換気設備本体も定期的なメンテナンスが必要です。
特に、熱交換器の周辺はカビが発生しやすい場所なので、定期的にメンテナンスを行いましょう。

◻︎まとめ

本記事では、全館空調におけるカビが発生しやすいと言われている理由とカビ対策について解説しました。
全館空調の機能的にカビは発生しませんが、全館空調があることによりカビが発生しやすい環境になっている可能性があります。
健康的な生活を維持するために、定期的なダクトの清掃やユニットメンテナンスをおすすめします。

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