全館空調の故障に火災保険は適用されるの?適用されないケースもご紹介!
2023.12.03 - スタッフブログ
物は使っているとどうしても故障してしまいます。
それは、全館空調に関しても同様で、それを修理しようとするとどうしても多大な費用がかかってしまいます。
しかし、全館空調の故障には火災保険が適用できるため、費用の負担が大きく減少するのです。
そこで今回は、全館空調の故障が火災保険で補償可能であるかどうかに加え、適用されないケースついても解説します。
□全館空調の故障は火災保険で補償されるの?
空調の故障と火災保険は何も関係がないように感じますが、実は空調の故障に火災保険が適用される場合があります。
*どうして保証されるの?
火災保険は、火事による損害だけでなく、自然災害による故障も補償する制度となっております。
補償の対象は「建物」と「家財」に分かれています。
エアコンや全館空調は家財に分類されると思われがちですが、実際には「建物」に分類されます。
*室外機も補償対象
室外機も、建物の一部として火災保険の補償対象となります。
車が家に衝突して室外機が故障した場合や、強風によって瓦が飛んできて室外機に当たって故障した場合など、多岐にわたるシナリオでの補償が考えられます。
□火災保険が適用されないケースをご紹介!
全館空調に火災保険は適用されますが、もちろん適用できない場合もあります。
適用できないケースとして以下の3点が考えられます。
1.経年劣化による故障
全館空調が年月の経過によって故障した場合、火災保険の補償対象外とされることが多いです。
このケースでは、故障が自然な結果として発生したとみなされ、天災や事故によるものではないと判断されます。
保険会社の基準によっては、購入から10年以上経過した製品は経年劣化とみなされることが一般的です。
災害が起きた際に故障が発生した場合でも、経年劣化が原因であると判断される可能性があり、その際は専門家の意見を取り入れて保険会社と交渉する手段も考慮に入れるべきでしょう。
2.故意による破損
火災保険は、被保険者が故意に損害を与えた場合、補償の対象外となります。
例えば、家庭内のトラブルで物を投げた結果、全館空調が壊れた場合も故意による破損として扱われる可能性が高いです。
また、虚偽の申し立てを行い、故意に破損したものを天災などで壊れたと主張する行為は、詐欺罪に問われる可能性があるため、絶対にしないでください。
3.免責金額未満の修理
火災保険には、被保険者自身が支払う免責金額が設定されており、その金額以下の損害に対しては補償が受けられません。
例として、全館空調の修理費用が3万円で、火災保険の免責金額が10万円の場合、補償は受けられない状況となります。
この免責金額は保険契約時に設定され、フランチャイズ方式や免責方式によって計算方法が異なります。
□まとめ
本記事では、全館空調の修理に火災保険が適用できるケースとそうでないケースについて解説しました。
全館空調にも火災保険が適用されますが、実際に適用できるのは自然災害による故障が多く、それ以外の故障だと適用されるのは難しくなります。
全館空調が故障した場合は、この記事を参考にして、まずは火災保険が適用できるかどう課を検討してみてください。