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全館空調では除湿よりも加湿が大切!気をつけておきたいポイントご紹介します!

2023.12.21 - スタッフブログ

全館空調システムは、現代の住宅設計において重要な役割を担っています。
このシステムは、家全体に快適な空気を供給し、1年中安定した室内環境を提供することで、生活の質を向上させます。

しかし、全館空調システムには、除湿よりも加湿が重要であるという、あまり知られていない側面があります。
この記事では、全館空調システムの重要な注意点と、その利用において後悔しないためのポイントを掘り下げていきます。

□全館空調では除湿よりも加湿が大切!注意点とは?

1.冬場の室内乾燥問題

全館空調システムは、特に冬場に室内の乾燥を引き起こすことがあります。
これは、暖房時に高温の空気が室内に送り込まれることで湿度が奪われるためです。

また、24時間換気システムが乾燥した外気を取り込むことで、この問題はより顕著になります。
このような状況に対処するためには、加湿器の使用や加湿機能付きの全館空調システムの導入が効果的です。
乾燥が気になる場合は、全館空調システムを選ぶ際に、これらの加湿オプションを検討することが重要です。

2.温度設定の個人差

全館空調システムでは、家全体に一定の温度が設定されますが、これは個人の体感温度によって快適さが異なることを意味します。
一部の人にとっては、設定温度が適切でない場合があり、特に家族内で温度感覚の差が大きい場合、これは問題となる可能性があります。
最近では、フロアごとや部屋ごとに温度を設定できる全館空調システムも登場していますが、急激な温度変更はできないため、この点にも注意が必要です。

3.高気密・高断熱住宅への適合性

全館空調システムは、高気密・高断熱の住宅に最適です。
これは、全館空調の効率を最大限に引き出すために重要な要素です。
高気密・高断熱でない住宅では、全館空調の効果が十分に発揮されず、結果として電気代の無駄遣いにつながる恐れがあります。

したがって、全館空調を導入する際は、住宅の気密性と断熱性を考慮することが大切です。
後付けで全館空調を導入する場合は、併せて高気密・高断熱のリフォームも検討することが望ましいでしょう。

□全館空調を採用して後悔しない?

*全館空調のホコリのつき具合と掃除の頻度

全館空調システムでは、エアコンと同様にフィルターの掃除が必要です。
ただし、全館空調の場合、掃除の手間はエアコンよりも少なくなる傾向があります。
これは、全館空調では機械の吸い込み部分と換気部分のみの掃除で済むためです。

*全館空調のカビと虫の対策

全館空調システムを使用する際には、カビや虫の発生に注意が必要です。
特に、湿度が高い地域や季節では、空調システム内部の湿度が高くなり、カビが発生しやすくなります。
これを防ぐためには、定期的な清掃とメンテナンスが必要です。

また、虫の侵入を防ぐためには、換気口に適切なネットを設置することが効果的です。
これらの対策を行うことで、全館空調システムの健康的な使用を維持できます。

□まとめ

全館空調システムは、快適な室内環境を提供するための優れた選択肢ですが、その利用にはいくつかの注意点があります。
特に、除湿よりも加湿の重要性、個人の温度感覚の違い、高気密・高断熱住宅への適合性などが重要なポイントです。
これらの点を理解し、適切な対策を講じることで、全館空調システムを最大限に活用し、後悔のない快適な生活を送りましょう。

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