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全館空調のカビの原因と対策について解説します!

2024.02.02 - スタッフブログ

快適な空間を守るためには、カビの問題は避けて通れません。
ここでは、全館空調システムに潜むカビの原因と、それに対する効果的な対策を解説します。
大切な家を、カビから守りましょう。
全館空調システムを検討中の方は必見です。

□全館空調のカビの原因とは?

全館空調の中でカビが生じる原因を理解することは、その対策を立てる上で不可欠です。
主要な要因は以下の通りです。

1:加湿機能による誤解

多くの方が、加湿機能がカビの原因になると考えがちですが、実際の加湿機能はそこまで強力ではなく、室内の湿度を大きく上げることはありません。
そのため、加湿機能が直接的なカビの原因になることは少ないのです。

2:風速の問題

ダクト内の風速が0.1m/秒以下になると、カビが生じるリスクが高まります。

しかし、全館空調は通常、最低でも1m/秒の風速を保っており、ダクト内が適切に換気されていれば、カビの心配はほとんどありません。

3:運転の停止

万が一全館空調が停止すると、カビが生じる可能性があります。
リモコンでOFFにするか、子どもがいたずらしたり、何かのエラーで停止する可能性があるため、注意が必要です。

□全館空調のカビ対策とは?

*空気の流れを維持してカビ対策をする

ダクト内のカビを予防するためには、空気の流れを常に維持することが重要です。
24時間換気システムを有効に使用し、空気の滞留を防ぎます。
空気が滞留すると湿度が増し、カビの成長に適した環境が形成されます。
したがって、全館空調は一定の速度で空気を循環させ、ダクト内部の環境を常に乾燥させることがカビ対策の鍵となります。

*適切な運転設定をしてカビ対策をする

全館空調システムの運転設定は、カビの予防において重要な要素です。
特に冷房運転後の送風運転は、結露を防ぐために不可欠です。
冷房運転で生じた温度差がダクト内部で結露を引き起こすことがありますが、送風運転によりダクト内の空気を乾燥させられます。

また、運転設定温度の適切な管理も重要です。
設定温度が低すぎると、室内とダクト内の温度差が大きくなり、結露のリスクが高まります。
適切な温度設定により、ダクト内部の湿度をコントロールし、カビの発生を抑えましょう。

□まとめ

全館空調システムにおけるカビの問題は、適切な知識と対策により回避できます。
加湿機能の誤解、適切な風速の維持、定期的な清掃と運転設定の見直しは、カビの発生を防ぐために重要なポイントです。
これらの対策を行うことで、快適で健康的な居住環境を維持できます。

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