新築の地震対策に必要な防災設備をご紹介します!
2024.05.07 - 家づくりのこと
新築を計画している安全志向の高い家族にとって、地震への不安は大きな問題です。
家族を守りたいという願いから、新築の地震対策への関心は高まります。
しかし、具体的な地震対策についてどれほど理解できているでしょうか。
この記事では、新築の地震対策の基本となる耐震・制震・免震構造や防災設備についてご紹介します。
□新築の地震対策の基本となる耐震・制震・免震構造
新築の地震対策としては、耐震・制震・免震の3つの構造が基本となります。
それぞれの特徴と効果、適用する住宅の種類を見ていきましょう。
*耐震構造
耐震構造とは、建物自体を頑丈にすることで、地震の揺れに耐えられるようにする方法です。
特に、柱と柱の間に設置される耐力壁は、揺れに抵抗し建物を支えます。
一戸建て住宅でよく採用されており、コストを抑えながら地震対策を行えます。
*制震構造
制震構造は、建物の揺れを吸収するために壁の中にダンパーを組み込む方法です。
このダンパーが揺れを減少させ、建物の損傷を軽減します。
特に中層マンションや、一戸建てのオプションとしても選ばれています。
*免震構造
免震構造では、建物と地面の間に免震装置を設置し、地震の揺れが建物に伝わりにくくします。
高いコストがかかるため、主に高層マンションで採用されていますが、最大の特徴は、室内で地震の揺れを感じにくくすることです。
□新築に必須の防災設備とその効果
新築の地震対策として、耐震構造だけではなく、防災設備も重要です。
ここでは、新築時に検討したい防災設備について紹介します。
1;耐震ラッチ
耐震ラッチは、食器棚や収納扉が地震で開かないようにする金具です。
地震発生時に内容物の飛び出しや落下を防ぎ、ケガを防止します。
2:埋め込み型収納、造作家具
地震時の家具の転倒を防ぐため、埋め込み型の収納や造り付けの家具は有効です。
また、スペースを有効活用でき、インテリアとしても美しくまとまります。
3:シャッター、合わせガラス
シャッターや合わせガラスは、台風時の飛来物による窓ガラスの破損を防ぎます。
また、防犯や断熱にも効果的です。
4:パントリー
パントリーは、食品や日用品を収納するスペースとして、防災備蓄の場所としても役立ちます。
災害時に必要な物資をまとめて保管でき、日常的に使用することで賞味期限の管理もしやすくなります。
□まとめ
地震国日本において、新築の地震対策は非常に重要です。
耐震・制震・免震の各構造と、防災設備を適切に組み合わせることで、家族を守るための対策を強化しましょう。
新築計画の際にはぜひこれらの点を考慮に入れてください。