注文住宅の水回り決め方とは?効率的な水回りの間取りもご紹介!
2024.06.02 - 家づくりのこと
注文住宅を検討する際、特に悩ましいのが水回りの配置です。
家を建てるうえで重要なのは、水回りをどこに設置するかという点です。
今回は、初心者向けに水回りの基本的な配置原則と具体的な決め方、さらに生活の快適性を考慮した注意点について解説します。
□水回りの決め方
水回りの配置は、家の中で最も利用頻度が高いエリアの一つです。
そのため、使い勝手とコストのバランスを考えながら、最適な場所選びが求められます。
1:配置の基本原則
水回りを設計する際の最初のステップは、排水設備が集中するように配置することです。
これにより、配管が短くなり、水漏れのリスクを減らし、建設コストを抑えることが可能です。
例えば、キッチン、バスルーム、洗面所を近接させると、効率的な配管が実現します。
2:生活のリズムを考える
家族の生活パターンに合わせて水回りを配置することも重要です。
例えば、寝室からトイレまでの距離は近い方が夜間の利用が便利です。
しかし、排水音が気になる場所にトイレやバスルームを配置すると、生活の質が低下する可能性があるため、音が住居のリビングエリアや寝室に届かないよう配慮が必要です。
3:家事動線を考慮
日々の家事効率も考慮に入れましょう。
例えば、洗濯機を洗面所に設置する場合、洗濯から干すまでの動線がスムーズになるよう計画することが大切です。
また、キッチンから食器洗い機やゴミ捨て場へのアクセスも短い方が効率的です。
□注文住宅における効率的な水回りの間取り
効率的な水回りの設計は、快適な住まい作りに欠かせません。
ここでは、実際の事例を基に、具体的な間取りの提案を行います。
1:一直線配置のメリット
一直線に水回りを配置する事例では、家事の効率が大幅に向上します。
キッチン、洗面所、浴室を直列に配置し、それぞれの間に必要な収納を設けることで、無駄な移動を減らし、家事の時間を短縮できます。
2:回遊動線の導入
リビングキッチンから洗面脱衣所へとつながる回遊動線は、家事をしながら家族とのコミュニケーションも保ちやすくなります。
この間取りは動線が一周回り、家事をしながらでも家族の様子を見れるため、ライフスタイルに富んだ空間作りが実現します。
3:複数階の水回り配置
2階建ての家では、各階に水回りを配置することで、生活の利便性が向上します。
特に、寝起きや就寝前の利用頻度が高いトイレや洗面所は、各階に一箇所ずつ設けると良いでしょう。
□まとめ
今回は、注文住宅における水回りの配置方法とその決め手について解説しました。
基本原則に従いつつ、家族の生活リズムや家事効率を重視した配置を計画することが、ストレスフリーな家作りにつながります。
これから家を建てる方は、是非このポイントを参考にして、最適な家づくりを目指してください。