BLOG ブログ

新築?建て替え?補助金金額の違いを徹底比較!

2025.02.13 - 家づくりのこと

建て替えと新築、どちらを選ぶか迷っていませんか?大きな費用がかかる住宅購入において、補助金は大きな助けとなります。
しかし、新築と建て替えでは、受けられる補助金の種類や金額、申請条件が異なります。
今回は、新築と建て替えそれぞれの補助金制度の概要を説明し、金額や申請条件、手続きなどを比較することで、最適な選択肢選びをサポートします。
補助金活用による費用軽減効果についてもご紹介します。

新築と建て替えのそれぞれの補助金制度の概要

新築住宅向け補助金制度の現状

新築住宅向けの補助金制度は、国や地方自治体によって様々なものが存在します。
国レベルでは、「子育てグリーン住宅支援事業」が代表的な制度です。
これは、省エネルギー性能の高い住宅の新築を支援するもので、GX志向型住宅、長期優良住宅、ZEH水準住宅などが対象となります。
補助金額は、住宅の種類や世帯構成によって異なり、最大160万円に達するケースもあります。
その他、ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)化等支援事業(ZEH補助金)なども存在し、省エネルギー性能の高い住宅の建築を支援しています。
ZEH補助金は、ZEH、ZEH+、Nearly ZEH、ZEH Orientedといった住宅の種類によって補助金額が異なります。

地方自治体では、独自の補助金制度を設けている場合があります。
例えば、東京都の「東京ゼロエミ住宅」は、環境性能基準を満たす住宅に対して、最大240万円の補助金が支給されます。
横浜市の「横浜市省エネ住宅住替え補助制度」は、省エネ性能の高い住宅への住み替えを支援するもので、最大150万円の補助金が受けられます。
仙台市の「せんだい健幸省エネ住宅補助金」は、ZEH基準と独自の断熱基準を満たす住宅に対して、最大310万円の補助金を支給しています。
これらの地方自治体の補助金は、国レベルの補助金と併用できる場合もあります。

建て替え向け補助金制度の現状

建て替えの場合、既存住宅の解体費用を含めた工事全体に対して補助金が支給される制度があります。
国レベルの補助金制度では、建て替えに特化した制度は少ないですが、前述の「子育てグリーン住宅支援事業」や「ZEH補助金」において、建て替えの場合の加算金が設けられている場合があります。
また、地方自治体によっては、老朽化した家屋の解体費用を助成する制度や、耐震改修を伴う建て替えを支援する制度などがあります。
これらの制度は、自治体によって条件や金額が大きく異なるため、事前に確認が必要です。

国と地方自治体の補助金の違い

国と地方自治体の補助金制度には、それぞれ特徴があります。
国レベルの補助金は、全国一律の基準に基づいており、対象となる住宅の性能や世帯条件などが明確に定められています。
一方、地方自治体の補助金は、地域の実情に合わせて独自の基準や条件が設定されていることが多く、補助金額や対象となる住宅の種類も様々です。
そのため、居住地域によって利用できる補助金制度や金額が大きく異なるため、居住地の自治体のホームページなどで情報を集めることが重要です。
また、国と地方自治体の補助金は、併用できるケースもあるため、可能な限り複数の制度を検討することで、より多くの補助金を受け取れる可能性があります。

建て替えと新築の補助金金額の違いを徹底比較

補助金金額の比較 新築VS建て替え

新築と建て替えでは、受けられる補助金の金額に大きな差が生じることがあります。
新築の場合、省エネルギー性能の高い住宅を建築することで、最大160万円を超える補助金を受け取れる可能性があります。
一方、建て替えの場合は、解体費用を含めた工事全体に対して補助金が支給されるため、新築よりも補助金額が低くなる傾向があります。
ただし、建て替えの場合でも、耐震改修や省エネルギー性能の向上を伴う工事であれば、高額な補助金が受けられる可能性があります。
具体的な金額は、住宅の種類、性能、世帯構成、自治体によって大きく異なるため、事前に詳細を確認する必要があります。

申請条件の比較 新築VS建て替え

新築と建て替えでは、補助金の申請条件も異なります。
新築の場合、対象となる住宅の性能基準(ZEH、長期優良住宅など)を満たす必要がある場合が多いです。
また、世帯構成(子育て世帯、若者世帯など)によって、申請できる補助金制度や金額が異なる場合もあります。
建て替えの場合は、既存住宅の状況や解体工事の内容、耐震改修の有無などが申請条件に含まれることが多く、新築よりも条件が複雑になる可能性があります。

申請手続きの比較 新築VS建て替え

新築と建て替えの申請手続きは、基本的には同じ流れですが、必要な書類や提出先が異なる場合があります。
多くの場合、ハウスメーカーや工務店が申請を代行してくれるため、申請者は必要な書類を準備するだけで済みます。
しかし、自治体によっては、申請者が直接手続きを行う必要がある場合もあります。
また、建て替えの場合は、解体工事に関する書類の提出が必要となるため、手続きがより複雑になる可能性があります。

補助金活用による費用軽減効果

補助金は、住宅購入にかかる高額な費用を軽減する上で大きな役割を果たします。
新築の場合、省エネルギー性能の高い住宅を建築することで、初期費用が高くなる一方で、将来的な光熱費の削減効果が期待できます。
補助金によって初期費用を抑えることができれば、家計への負担を大きく軽減できます。
建て替えの場合も、補助金によって解体費用や改修費用の一部を賄うことができれば、経済的な負担を大幅に減らすことができます。
補助金の活用により、より快適で環境に配慮した住宅を、計画的に実現できるでしょう。

まとめ

新築と建て替え、どちらを選択するにしても、補助金制度の活用は大きなメリットとなります。
今回は、新築と建て替えそれぞれの補助金制度の概要、金額の違い、申請条件、手続きなどを比較して解説しました。
それぞれの制度の条件や金額は、国や地方自治体によって異なりますので、居住地域や計画する住宅の性能などを考慮して、最適な補助金制度を選択することが重要です。
事前に各機関のホームページで詳細を確認し、必要に応じて専門家への相談も検討しましょう。
補助金制度を有効活用することで、経済的な負担を軽減し、理想の住宅を実現できる可能性が広がります。
早めの情報収集と計画的な準備が、補助金獲得の鍵となります。

  • HOME
  • BLOG
  • 新築?建て替え?補助金金額の違いを徹底比較!